Thom Yorke参加のBjorkの新曲「Nattura」

Bjorkの新曲がYoutubeにアップされてる!10月20日リリース予定の曲は、トム・ヨークがバック・コーラスで参加するんじゃないかと言われていたけど、このトラックではよくわからない…ファイナルトラックじゃないのかな?トムの声は新レコーディングではなくて、サンプリングという噂。タイトルは「Nattura」。6月に行われたアイスランドの自然保護を訴えるフリーコンサートと同じタイトルになってる。この時は、Sigur Rosの新曲の時にBjorkもパーカッションで参加していて盛り上がってた。


原始の地球にも似た、荒ぶるアイスランドの自然を背負ってBjorkが叫ぶ!
このドラムが秋の私を鼓舞してくれる。

Bjorkの新PV「Wanderlust」


Bjorkの新しいPV「Wanderlust」がすごいことになってる!

Bjorkはまるでナウシカみたい!

「Hunter」、「All Is Full Of Love」以来の衝撃。

なんて懐の深いミュージック・ビデオだろうか。



アニメーションを作ったEncyclopedia Picturaのサイトでは大きめの画面で鑑賞できる。
http://www.encyclopediapictura.com/

マリオン・コティヤール オスカー主演女優賞受賞

マリオン・コティヤールアカデミー賞で主演女優賞を獲りましたね。アメリカでは知名度が低かったんですね。
私は「世界でいちばん不運で幸せな私」で、フランスにもこんなすごいコメディエンヌがいたんだ、と思ってそれ以後一番気になるフランス女優でした。映画自体もおとぎばなしの要素がちりばめられていて、疾走感のあるチャーミングなストーリーです。それに彼女の自然で魅力的な演技にワクワクさせられます。

ジャン・ピエール・ジュネ監督、オドレイ・トトゥ主演の「ロング・エンゲージメント」でも、脇役だけど、存在感ある演技をしていました。ちょっと滑稽な感じがしないでもないキャラクター設定だったのですが、獄中のシーンでの美しい演技が、役に深みを与えていたと思います。

ほかのフランス女優のように、パーソナリティーの強烈さや、派手さ(いくぶんアクの強い)、カリスマ性などは希薄で、役によって色んな面を見せる「職人俳優」タイプの女優ですね。「フランス女」を売りにしないでアメリカ映画でも活躍できそうな、今までいなかったフランス女優だと思います。


【2008アカデミー賞主演女優賞】ノミネート女優の紹介からマリオンのピュアな受賞コメントまで。

Bjork 武道館を侵略する    -Bjork in 武道館 08.2.22-

1曲目の「EARTH INTRUDERS」で確固たる足音ともに彼女が出てきたときから、ものすごく集中してた。全身の細胞という細胞が、一斉に騒ぎ出す。なにしろ初めての生Bjorkなので、泣いちゃうかもと思ってたんだけど(鼻血も心配だった)、ざわめく細胞たちに「とにかく楽しむこと」のほうを強要された感じ。
「HUNTER」、「ALL IS FULL OF LOVE」、「UNISON」、と世にも美しいBjork Classicsが演奏され、どんどん感覚が鋭くなっていくのを感じる。
今回のアルバムからは、「HOPE」のときのドラムがめちゃくちゃかっこよかった。何度もびりびり電流を流されてしまった。
Bjorkの歌声が特にすごかったのは、「BACHELORETTE」と「WANDERLUST」。あの声のつくる世界観に武道館全体が完全に圧倒されてた。
その他演奏されたBjork Classicsは、もうとにかくイントロが流れればすぐに大騒ぎの大盛りあがり、言わずもがな「パーフェクト」なパフォーマンスで、何万回と「ヤバイ」がささやかれた。
そして思わず笑顔がこぼれるBjorkの「アリガト」(ゆっくり、ウィスパー、などヴァージョンいくつかあり)。

私が一番うれしかったのは、「WHO IS IT」。大好きなこの曲の南米ツアーでのアレンジがすてきなのをYouTubeでチェックしていたので、イントロが流れた瞬間叫んでしまった。このイントロで奏でられるなんともあたたかみのあるピースフルな音は、多分「Tenori-On」という新しい楽器のものなのかな?それらしきものを演奏する様子がモニタに映っていたから。でも何かの笛のような奥行きのある音だったので、別の楽器を演奏していたのかもしれない。気になります。他の曲でも、「reactable」という電子音を演奏できる変な楽器を使っていたり、ベテランミュージシャンでありながら新しい音楽を誰よりも貪欲に探究し続けている姿勢も、他のミュージシャンから尊敬を集める理由なんだろうな。

この日はマーク・ベルの誕生日だったようで、「ハッピー・バースデイ・ソングをアイスランド語で歌うから、あとについてみんなも歌って」って言ってたけど、それは無理があるよなあ。
マーク・ベルは照れをクールさで隠した表情を浮かべて(ウソ。遠くて表情なんか見れなかった)、いつもの前傾姿勢をとってた。

最後は、コソボの独立宣言を祝福して演奏されたパンクな1曲「DECLARE INDEPENDENCE」。
誰もが自分の心の旗を高く掲げて、「higher,higher」と叫びまくった。

武道館を埋め尽くした多くの人たちが、それぞれの抱える何か、から喜びをもって開放された夜。


P.S. 心の旗ももちろんですが、2月25日に大阪城ホールに行かれる方、ぜひ「日本の旗」を持っていきませんか?(しかし、自分は行けないのにおせっかいだな。)


南米ツアーでの「WHO IS IT」

羨ましいアメリカ大統領選の盛り上がり

アメリカは、本当に楽しそうに選挙をやっていますね。その熱狂が海を越えるまでもなく、インターネットを通して伝わってきてこちらも楽しませてもらっています。
バラック・オバマさんのスピーチがうまいというので、YouTubeで見てみたら、そのパフォーマンスの完成度に圧倒されてしまいました。シンプルな言葉を象徴的に繰り返し、深々とした心地よい声で情熱的に語る。ロックコンサートみたいな昂揚感を会場にみなぎらせてしまってます。何よりも自分の言葉で語っているという気がします。
もちろんスピーチライターがいますが、原稿台にしがみついて棒読みするのとは、伝わってくるものが違うと思います。

日本の政治家も、政策を呪文のように叫ぶのではなく、自分の言葉で日本の理想像を若い人たちに伝わるように話したらどうでしょうか?「国民のために」と言うのではなく、「私たちはどのようになりたいか、どのようになれるか」と自分も国民の一部であることを示してほしいです。せっかく美しい日本語があるのですから、若い人が「日本語はこんなきれいな言葉なんだ、かっこいいな」と思うような、20分、30分飽きずに熱中して聴けるような演説を考えたらどうだろう、と思います。
「投票は国民の義務」とひたすら繰り返すだけでは、投票率は上がらないと思います。
アメリカのようにインターネットを使って選挙戦ができるようになると、若い人が政治にコミットする一つの大きなきっかけになると思います。でも公選法が改正されるのはいつになることやら。

オバマさんの声は本当にいい声ですね。パフォーマンスの効果をものすごく高めていると思います。そして、スピーチの言葉がそのまま歌詞になったのも、この声のすばらしさが一役かっているはず。
いいですね、楽しそうですね。